[書評]インターフェースデザインの心理学‐ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針‐

インターフェースデザインの心理学 ‐ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針‐

著者: Susan Weinschenk (スーザン・ワインチェンク)
訳者: 武舎広幸/武舎るみ/阿部和也
出版社: オライリー・ジャパン
出版日: 2012年7月7日第1刷 2014年4月28日第8刷

著者は心理学の最先端研究をデザインに応用する方法を30年以上研究し続けている。ニックネームは「The Brain Lady」。

本業が主に業務システムを開発しているので、クライアントに対して何故このUIなのかを論理的に説明できるようになりたいと考えていた時にたまたまこの本を見かけたので即買いしました。

様々な心理学に関する論文や本を読んでいるということで、多数の研究結果に基づいた指針を提示してくれています。

全体的に「人は◯◯だからデザインはこうしよう」という構成ですが、◯◯に重きを置いており、デザインに言及する箇所はほぼ各まとめの部分のみです。

心理学の要素が強めのため、デザインに関心が無い方も飽きることなく読み進められると思います。
また、本著の中では様々な研究や文献も紹介されているので、心理学を学んでみたい方の入門編としても使えると思います。

個人的に目に見えないものや無意識下のものを言語化している(metaな)ものには知的好奇心をくすぐられるので、当初の目的以上に楽しく読めました。

とてもおすすめな1冊です!

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